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聾の仲間たち
平成12年から続けてきた聾者サロン。

始めた頃、聾者同士の連絡手段はファックスでした。先天性聴覚障害者の方たちにとって、文字を書くことや読むことは出来ますが、自分の思いを正確に伝える文章を書くこと、相手の言いたい事をきちんとつかむことは難しいのです。そのために、私達のサロンで顔と顔を合わせることが大切な時間でした。

仲間同士の旅行の予定や食事会の相談、買ったものの自慢など本当に楽しそうに過ごしていました。その後の、携帯電話・メールの普及は聾者にとっても非常にありがたいものでした。参加してくれるメンバーの手に携帯電話がどんどん持たれて行くのを見てきたのですが、驚くほどの早さで普及していきました。
聾者同士が月一回わざわざ「ひかりが丘地域ケアプラザ」まで来て相談しなくても、メールで好きな日時と集まる場所を決めて連絡すれば良くなったのです。こんなに確実で簡単な方法はありません。

ただ、この影響で、ねこの手の参加者は減ってきました。陶芸をしたい人、手芸を教わりたい人、携帯を持たない人ぐらいしか集まらなくなりました。
メールの普及は「聾者の集いの場」を私達があえて提供しなくても大丈夫…と確信させました。また、高齢になっていく聾者のことを心配していましたが、介護保険が確立されて聾者にもケアマネジャーがしっかり付いてくれるようになりましたので、特に私達の出番はないかなと思っています。
もちろん、ケアマネジャーや事業所との意思疎通の問題がいろいろあるとは思うのですが、そういう場面で私達の出来ることがあるのかもしれないと考えています。
いつでも、聾者にとって必要なことがあれば「ちょっと手を貸して」に応えていくつもりで、平成21年3月1日をもって、一旦聾者のサロンを終えました。

過去の活動紹介
福祉の社会からさえも置き去りにされてしまう聾者達。特に高齢の聾者達は情報から遠ざかってしまう。会って、顔を見て、手話で話さなければ安心できない彼らが、高齢になって足が弱り思うように外出できなくなったとき、同時に情報から取り残されるのです。

このような聾の方たちが高齢者サービスを受けるとき,どのような配慮がなされるのでしょう。特別養護老人ホームなどに入所し、安心して過ごせるのでしょうか。彼らの唯一のコミュニケーション手段は「手話」です。手話で話してくれる職員が何人いるでしょうか。手話の出来るホームヘルパーは何人いるのでしょうか。聾の友人達が将来安心して暮らせるようにと考えたとき、聾とはどういう障害なのかを良く知った聾専用の施設が必要だと思ったのです。日本には聴覚障害者用の特別養護老人ホームが数ヶ所にしかありません。聴覚障害者、手話と関わりのある方、どうか力と知恵を貸して下さい。そしてこの情報を聴覚障害者の方達にぜひお伝えください。
少しづつ理解してくれる仲間を増やし、いつか聴覚障害者のためのグループホームを作り「このまま横浜にいて大丈夫」と言いたいのです。
研修会も開いています。この画像は「手話通訳つき“応急処置・心肺蘇生法・初期消火」の時のものです。